面談室を作る際に役立つポイント

Y： そういえば，この前「物足らないレイアウト」を見たんですけど，結局，何をすれば良かったんでしょうか？ Sさんがどのように間仕切りを立てて面談室を作ったのか気になっていて．

S： 実際にご紹介をいただいて見に行きましたが，Yさんだったらどうしますか？

Y： 自分ですか？ そうだなあ．まず，書庫が多く必要になりますよね．でも，レイアウトっていうのは，物を置けば良い，ということとはまた違いますよね？

S： もちろんその通りです．でも先のことを見越して置く分には，良いと思いますよ．

Y： 大きなディスプレイのコンピューターがパーテーション……パーテンション？ いや，パーティションのようにもなっていて．

S： 画面は見せず，間仕切りの機能も備えているという点は，良いかなと思います．ただ，横からだと見えてしまいますし，後ろに導線があれば，これもまた見えてしまいます．実は，かなりレイアウトを変更した上で，ベストな位置に面談室兼会議室を作ったんですよ．

Y： そうだったんですね！ Sさんにとって，面談室のベストな位置って何ですか？

S： 基本は，エントランス，受付から近い位置に面談室の入り口があることです．あと，天井をみてエアコンの位置は確認します．そこから細かい点にも気を配っていきます．

Y： 細かい点というと？

S： 例えば，来客がある場合，お茶やコーヒーを淹れたいとします．そうしたら，近くに給湯室があれば良いですが，少し遠い場合は近くにポットや棚，冷蔵庫などのパントリーがあると便利ですよね．

Y： 確かにそうですね．他にも後々，気になってくる点はありますか？

S： あとは，やはり音の問題です．間仕切りの種類にもよりますが，静かであることを重視する場合，防音性能を上げたいと考えますよね．その時，先程Yさんも言っていた書庫が役に立つときもあります．

Y： 書庫がですか？

S： そうです．書庫を間仕切りに寄せて，防音性能をほんの少し，上げることができるんですよ．もちろん，厳重な防音性能を期待する方には向かないですが．

Y： なるほど！ 倒れるのを防ぐために寄せているだけかと思っていました．少しでも良い環境を提供するよう工夫されているんですね．

S： もちろんですよ！ こちらでサンプルレイアウトも見られます．【カチッ】