防音工事の基本知識について

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                               防音工事の基本知識

                               ②防音対策に必要な3要素

                               ③防音工事の間違いと錯覚

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防音工事の基本知識

まず、知っておいて頂きたいことは、音には固体伝搬音と空気伝搬音の2種類の音があるということです。

この2種類の音に対しての対策を考えて、はじめて対策が出来るということです。

ここでは、難しいことは省いて簡単にご説明いたします。

一口に言って空気中を伝わっていく音です。

楽器等を演奏した場合発生した音エネルギーが空気中を伝わり壁などにあたった時、その壁を振動させ隣家へと伝わっていきます。

このとき、大きな音を発生させればさせるほど解りやすいのですが(低音域は特に)その壁を振動させます。

その振動が固体伝搬へと変化し多くの場合(特にマンション等、構造体がつながっている場合)苦情の元となります。

簡単にいって、直接構造体に衝撃を与えることによって壁の反対側等に伝わる音です。

ドア、サッシ等を勢いよく閉めたり、床等に物を落としたりして発生します。

特に、固体伝搬の場合、構造体を伝わり隣家だけでなくかなりの範囲に影響を及ぼす場合があります。

空気伝搬のところでも申し上げたように、空気伝搬音が固体伝搬音へと変わり音を伝えることは、多くありますので特に注意したいところです。

遮音とは音を遮ると書きますが音源から出た音が、その遮蔽物を通過した場合に失う音量のことです。

たとえば、ピアノを95dBの音で演奏した場合、-35dBの防音壁を通過した場合ピアノの音は60dBとなります。

通常、人間の会話する音量は55~60dBと言われています。

ですから、ピアノ室の場合、通常-35dBのタイプが多く用いられピアノの音を通常会話程度の音量にします。 

よく、「防音性能の表示が各社違う場合が多いが、実際体験してみるとあまり変わらない気がするのですが?」とのご質問があります。

防音性能表示につきましては、各社いろいろな計測の仕方があるのかもしれません。

性能表示だけで製品を決めるのではなく、しっかりと納得のいくまで説明を聞いた上で一度体験してみることをお勧めします。

防音対策に必要な3要素

防音工事を考える場合、基本的に床・壁・天井の六面体を遮音していかなければなりません。
一部分の壁を遮音しない場合、その部分から本体の建物へ伝わってしまいます。
折角、他の部分を遮音してもその効果は得られません。
また、六面体の遮音性能につきましては、基本的に同等とする必要があります。

吸音材とは、基本的に音の性質・響き等を変えていくものですが、吸音材を含めることによって音を減衰させていくことができます。

遮音材との複合により遮音効果をさらに高める使用方法がお勧めとなります。

 

音には、空気を伝わっていく『空気伝播音』、建物等を振動していく『固体伝音』の2種類があります。

特に、固体伝播音に関しましては、空気伝播音よりも防音対策が難しく、床・壁の振動対策においては、防音の性能を左右させるものになってまいります。 

特に打楽器・ピアノ等の音は、床振動音となり近隣に振動音となり伝わってまいります。

そのため、防音工事の一番の要と申してもよろしいかと存じます。

上記のような防音対策を施して、初めて防音工事対策を施したことになるかと存じます。

音楽は単音だけではなく、さまざまな音を含んでいる場合が多く、そのために、上記の三要素を十分に検討・考慮された上で防音工事をされることが望まれます。

防音工事の間違いと錯覚

音の遮音性のを高めるために思いがちなのが、壁の厚さを厚くすると良いのではないかとの錯覚です。 

遮音力を決めるのは、基本的に厚さではなくその材質と施工構造によるものが多くなります。

そのため、厚さだけではなくその材質の密度・重さによるものが多くなります。

吸音材をお部屋に施せば音は小さくなるのではないかと考えられる方が多くいらっしゃいます。

基本的に吸音材は遮音材ではありません。

基本的に音の響きを変えるもので、遮音材とは異なります。

吸音材を遮音材として単体で用いることはありませんが遮音材と組あわせて使用することによって効果をえることが望ましいと思います。

密度の高いゴム等は比較的よい遮音材にもなります。

しかし、重さとその施工難度等により防音工事には不向きかと存じます。

他の材料との組み合わせ、厚さ・重さ等を考慮して用いることは可能になるかと存じます。

 


 以上のように、防音工事においては様々な材料を複合利用することによって、防音施工されることをお勧めするとともに、効果が得られると思います。すべてにおきまして、多くの経験と実績を持っている防音工事会社をご検討頂ければと思います。