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新人パラリーガルYさんは図面が信じられなくなってゆく.
図面は実際とは違う?!
内装のプロSさんが正確な寸法を測りに行きます.
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新人パラリーガルYさんは図面が信じられなくなってゆく.
図面は実際とは違う?!
内装のプロSさんが正確な寸法を測りに行きます.
Y: 実際に物件を内見したときに感じたのですが,インターネットで見ていた図面とは,少し部屋の形が違うかなって思ったんですけど……気のせいですか?
S: そうでもないですよ.インターネット上にも載っていて,寸法も入っていないような図面は,参考のようなもので,実際とは異なることも結構あります.
Y: あ,そうなんですね.管理会社の方からいただいた,こっちの図面は寸法が入っているんですけど,これは正確そうに見えます.
S: そうですね,こちらは柱の間隔が6000mmなどと書いてあります.これはおそらく竣工図で,ビルを建てる際に使った寸法を基にしているので,正確なはずです.
Y: じゃあ,壁から壁までの寸法が,部屋の大きさで良いですよね.面積も大体合ってますし.
S: あ,それは違いますね.
Y: えっ?
S: 寸法線をよく見ると,壁の中心から延びているのがわかりますか?
Y: 本当だ……! あれ,じゃあこの面積は……?
S: これは壁芯面積といって,壁の中心を通る線で囲った部屋の面積のことです.
Y: 何を信じたら正確に部屋の寸法がわかるんでしょうか? どうやってレイアウトするんですか……?
S:我々が現地調査にお伺いいたしますよ!
Y: 実際に測って図面に起こしていたんですね!
S: もちろんですよ! こちらでサンプルレイアウトも見られます.こちらはネット面積なので壁芯でのオフィス面積になります.【カチッ】
次回: ストーリー形式で送る「天井の種類で変わるミリ単位の現地調査」