馬喰町 Aアパレル店舗 原状回復工事下見

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弊社事務所のある東日本橋、馬喰町界隈はアパレル・衣料品問屋街です。

本日は衣料品の販売店舗を閉店し、原状回復工事をされる方からの見積り依頼があったので、

その下見をしてきました。

一般的な事務所とは違いますが、原状回復工事は比較的トラブルが多い工事です。

少しそのあたりを・・・。 

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馬喰町 原状回復 1

一見するとかなり内装をされたように見えました。





馬喰町 原状回復 2

もともとあった蛍光灯の照明が中心にあり、

スポットライトとそのためのダクトレールは入居されるときに付けたのかと思いましたが、

ダクトレールは最初からだったそうです。

スポットライトだけは自分たちで付けました。

ふむふむ・・・。


馬喰町 原状回復 3

入口のエアカーテン。

こちらも自分たちで設置したそうです。

自分たちで付けたものは全て自分たちで撤去します。

とのこと。



馬喰町 原状回復 4

「この正面の壁は内装業者が工事した壁でしょうか?


「いえいえ自分達で作りました。」 


「えっ!!凄いですね!


天井は壁用のクロスが貼ってありました。


「壁と天井の原状回復はクロス貼り替えですね?


「いえ。ビル管理会社からの指示書には全塗装となっています。


「えっ?クロスは後から貼ったんですか?


いえ。入ったときからクロスです。


うーん。なんだか複雑になってきたぞ・・・。




馬喰町 原状回復 5

お客様曰く、

「この壁は床も天井もビスを打っていないので、補修は必要ないと思いますよ。

とのこと。 

うーん・・・でも壁をどけてみないと痛んでいないかどうかはわからない・・・どうしたものか・・・。



こちらのような店舗は特にそうですが、

普段弊社が多く行なっている通常の事務所仕様の原状回復でも、

原状という考え方が非常に難しいのです。


通常天井はこの店舗のようにクロスを貼ってあるケースは少ないので塗装をします。

(天井材そのものを交換というパターンもありますが・・・。)


そして壁のクロスと床のタイルカーペットは貼り替えです。

しかし綺麗に使用していた場合や、入居の期間が短い場合は、

お客様は全交換・全貼り替えということに抵抗を感じる方が多いのです。

しかしここをあやふやにしてしまい、それを認めてしまうとどうなるか・・・。


次に入った方は綺麗だろうが、試用期間が短かろうが、

入居時に新品ではないとなると、そのテナントの方が移転され退去する時には絶対にそこの交換は認めません。

また今回の店舗で厄介なのは、退去前の下見で確認出来ない箇所の見積りの出し方です。


壁を撤去した場合に痛んでいたら、ビルのオーナー、管理会社は補修をするように指示されるでしょう。

お客様は一度だした見積り以外にコスト追加は嫌がります。


今回は条件付けをきちんとしてお見積りするようにしないとトラブルの可能性が高いので、慎重に。


皆さんも退去する場合の原状回復工事の条件は入居時にしっかりと確認することをお勧めします。